新潟市水族館マリンピア日本海でイルカの赤ちゃんの一般公開が始まる
お母さんイルカに寄り添いながら泳ぐ姿にほっこり
新潟市水族館マリンピア日本海で29日、先月生まれたカマイルカの赤ちゃんの一般公開が始まった。
展示会場の屋内プールには多くの来場客が立ち寄り、お母さんイルカと寄り添いながら泳ぐ赤ちゃんイルカの愛くるしい姿に顔をほころばせていた。
赤ちゃんイルカは体長104センチ。ちょうど1ヶ月前の先月29日に生まれた。イルカは生まれた直後の呼吸や授乳がうまく行えずに命を落とすケースも多いが、お母さんイルカが水流を使って一緒に呼吸をさせたり、水面に押し上げたりと懸命にサポート。ひとまずは難関をクリアし、順調に育っているという。
生まれたばかりの頃はお母さんイルカにピッタリと寄り添って泳いでいたが、最近では自由に泳ぎ回ることもできるようになり、逆立ちをしたり、仰向けになって泳いだりする姿も見られるそう。
同館でのイルカの出産は、平成2年のオープン以来初めて。生まれて3週間は24時間体制で見守ってきたが、安定してきた今は定時観察に切り替え行動や生育を確認しているという。イルカ展示係の石川さんは、「赤ちゃんはもちろん、育てる母親の健康管理にも気を使っています。多くの方に赤ちゃんイルカの元気な姿を見てもらいたいです」と話した。
親子イルカの公開は、体調面を考慮して当面の間13時から17時まで。