イタリアの自動車メーカーであるFIATが、新潟県燕市庁舎に隣接する「田んぼアート」会場で収穫祭
イタリアの自動車メーカー、FIAT(日本法人:FCAジャパン株式会社)は3日、新潟県燕市庁舎に隣接する水田で今年5月に田植えを行った「田んぼアート」の稲刈り(収穫祭)を行なった。
収穫祭には、FCAジャパンマーケティング本部のティツィアナ・アランプレセ本部長、燕市産業振興部の遠藤一真部長や、FIAT車のオーナー、地元の人などが参加、田んぼアートに使用した6種稲のうち新潟のブランド米である新之を手刈りで稲刈りしていた。参加者には、地元産食材を使ったフィアットオリジナル弁当が配布されたほか、後日、精米した米(FIAT米)を贈るという。
FIATは2013年から「FIAT × MADE IN JAPAN PROJECT」として日本のものづくりへの支援や全国の伝統工芸とのコラボレーションを行っており、2014年には、ノーベル賞晩餐会で使われるカトラリーを開発したことで知られる山崎金属工業株式会社(新潟県燕市)とコラボしFIATロゴマーク入りのカトラリーを製作している。
今回のプロジェクトでは、ものづくり支援という定義を農業にまで拡大し、田んぼアートを実施。FIAT初となるEV車(500e)が今年、日本国内で発表されたことなどもあり、自然環境との関わりや持続可能性を志向したプロジェクトになったものだ。
なお田んぼアートは今年5月22日にFIATオーナーなどが参加し田植えを実施、8月には見頃を迎え、多くの人々を楽しませてきた。
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