新潟県が自宅療養者支援の実績を公表、自宅療養者77人のうち支援を申請した人は63人
新潟県は4日、自宅療養者への食料品・日用品支援実績についてのデータを公表した。集計期間は9月27日から10月3日で、9月27日から新たに自宅療養を開始した人が対象となっている。
集計によると、自宅療養者77人のうち支援を申請した人は63人で、利用率は81.8%。3歳以上では83.8%、3歳未満は66.7%となった。
支援物品は3歳以上用と3歳未満用の2種類を準備。それぞれパックご飯や各種レトルト食品、缶詰、野菜ジュース、ティッシュなど1週間分の食料品等をパッケージ化して提供している。
県では、新規感染確認患者に対し、ショートメールで支援申請サイトを案内している。感染症対策・薬務課の星名秋彦課長は「自力で調達が困難な方、友人や家族の支援を受けられない人など、遠慮なく申請してほしい」と話した。
各種メディアで、全国各地で療養中に亡くなった人のニュースを伝えられている。そういったことを未然に防ぐ対策として、今回の支援は始まった。
新潟県内では、三条市が県に先駆けて同様の取り組みを行なっている。
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