村上市の三大大祭の一つ、瀬波大祭が開催される
おしゃぎりの行列が練り歩く
県北に勇壮な祭唄が響きわたった。村上市の三大大祭の一つ、西奈彌神社の例大祭である瀬波大祭が、9月3日から4日にかけて、盛大に開催された。
4日の本祭では、瀬波のまちなかを木造りの特徴溢れる5台の屋台「おしゃぎり」の行列が練り歩き、引き手の祭唄や太鼓の音と共に瀬波の夜を彩った。「おしゃぎり」が瀬波浜町の坂の下に集まり、祭唄を歌い、盛り上がったところで坂を一気に駆け上がる様は圧巻の一言だ。
「おしゃぎり」は、瀬波大祭に参加する5つの町、浜町、中町、新田町、上町と学校町が出していて、町ごとに特色がある。行列の先頭を務める浜町の屋台には、西奈彌神社に祭られる神様の気比大神が敦賀(現在の福井県)から船で海を渡って瀬波に来たことに由来して、気比丸という船をかたどったものが乗せられている。
瀬波大祭が毎年、9月3日から4日にかけて開催されるのも、福井県にある、気比大神を祀る気比神宮の例大祭の開催日である9月4日に合わせてのことだ。