上越妙高駅前(新潟県上越市)でローカル5Gラボのオープニングセレモニーが開催
株式会社丸互(新潟県上越市)や上越市など10社(1自治体)がコンソーシアムメンバーとなって推進してきたローカル5Gラボ「ジェーエム・ドーン」のオープニングセレモニーが8日、新潟県上越市のJR上越妙高駅西口のエンジョイプラザ2階で開かれ、デモンストレーションも行われた。
まず、コンソーシアム代表、丸互の前川秀樹代表取締役社長や、そのほかのコンソーシアム企業の代表者が挨拶したほか、新潟県の花角英世知事(新潟市の会場からのオンライン出席)や上越市の村山秀幸市長などの来賓挨拶も行われた。
花角知事は「非常に交通の便がいい上越妙高駅の駅前に最先端のローカル5Gのビジネス拠点がスタートする。新型コロナウイルスの感染拡大の中でライフスタイルが変わってきており、東京都市部に集中していた人や企業が少しずつ地方に分散を始めているので、新潟県としては呼び込んでいきたい。そんな中で、最先端のジェーエム・ドーンは期待をしている施設だ。首都圏の企業のサテライトや起業をする人のコミュニティーになっていくことを期待している」と挨拶した。
また、今後の取り組みについて、コンソーシアムメンバーの一員である上越市の産業観光交流部の小田基史部長は「この施設も、市の補助制度を活用してコワーキングスペースを設置してもらっている。市としてもサテライトオフィスの誘致を進めているところだ」と話した。
その後、会見会場でデモンストレーションが行われ、アルビレックスチアリーディングによる子供を対象としたリモートレッスンや、ドローンの運転映像などが会場に映し出された。
ローカル5Gとは、通信事業者ではない企業や自治体が、一部のエリアまたは建物・敷地内に専用の5Gネットワークを構築する方法で、運用するには無線局の免許を取得する必要がある。2019年に申請受付が始まり、2020年から実際に利用されている。「ジェーエム・ドーン」にはサテライトオフィスやコワーキングスペースなどが設置される。
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