「湊町新潟」の文化を代表する古町芸妓が新潟市民プラザ(新潟市中央区)でお昼の舞を披露

「古町芸妓 お昼の舞」の様子

新潟市と新潟商工会議所、新潟三業協同組合は9日、NEXT21(新潟市中央区)内新潟市民プラザで「古町芸妓 お昼の舞」を開催した。湊町新潟の文化を代表する存在である古町芸妓と接する機会を創出するとともに、古町地区の活性化を目指す取り組みで、3月に続き2回目の開催となる。

古町芸妓は、京都の祇園や江戸の新橋と並び称されてきた花街・新潟古町で200年の伝統を誇る存在。北前船の拠点として発達した新潟港周辺は、「文化の丁字路」とも言われるように上方と江戸の文化が混合し、芸妓に代表される豊かな文化が形成されてきた。

前回3月の開催では春を主題とした構成になっていたが、今回は晩夏から冬に移り変わる季節の風情を感じる演目や、「越後獅子」など新潟らしい長唄で観客を楽しませた。

「お昼の舞」を鑑賞した女性は「前にコミュニティセンターで小規模に開催されたものを見て以来、本格的なものも見たいと思い、今回参加した。踊る芸妓さんたちの手先の所作まで美しかった」と感動を語る。また、「唄の歌詞が書かれた紙も配られたので、唄の内容も分かって楽しかった」と話していた。

次回は、2月の開催を予定している。

 

「古町芸妓 お昼の舞」の様子(上4枚)

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