NEXCO東日本新潟支社上越管理事務所が県内初採用の円形退出路の運用をスタート
東日本新潟支社上越管理事務所(新潟県上越市)は8日14時に、上信越自動車道新井スマートインターチェンジ(スマートIC)が新潟県内の高速道路では初めての採用となる円形の退出路(環道型退出路)の運用をスタートした。
スマートICはETC車専用の出入口だが、ETC車載器を搭載していない車が誤って出入口に進入した場合、通常は後進して戻っているケースがほとんど。このため、一般道路や高速道路など元の道路に戻る退出路を県内で4か所設けているが、サークル型の退出路は県内には他にはない。
この日は、誤って入った場合のデモンストレーションが行われ、退出路を迂回していたほか、14時の切り替え後に一般車が高速道路から誤って入ってきて、一週回って高速道路に戻っていった場面もあった。誤侵入があった場合、バー前に設置されたインターホンから料金所の係員にその旨を伝えると、サークル型の通路を通って、元の道路に戻ることができる。
また、今後新井スマートICにおいて、車長12メートル超えの車両を含む全車種が利用できるよう、妙高市の施工により、今年10月から市道交差点の一部改良工事が行なわれ、12月初旬に完成の予定。
同事務所の生方直樹副所長によると、県内トップクラスの集客力をほこる道の駅あらいにも出入りすることができる新井スマートICの9月の出入りは1日平均700台、9月の3連休には1日平均1,000台だったという。
退出路の整備に関わる事業費は約2億5,000万円。
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