児童発達支援スクール「コペルプラス」が新潟市中央区にオープン。新潟初進出
全脳を活性化して、子どもの潜在能力を引き出す
0歳から6歳までの未就学の子供を対象にした児童発達支援事業所「コペルプラス 新潟関屋教室」が9月3日、新潟市中央区にオープンした。コペルプラスは全国に70近くの教室があるが、新潟での開校は初となる。
児童福祉法に基づき、発達障害のある子供のみならず、発達の遅れが気になる子供も通うことができる「児童発達障害支援事業所」だが、体力の増強に重きを置くところもあれば、知育に重きを置くところもあるなど様々だ。そうしたなか、コペルプラスでは、全脳を活性化して、子どもの潜在能力を引き出すことに重点を置いたプログラムを提供している。コペルプラスの冊子によると、「IQ(知能)だけでなく、EQ(心の知性)、SQ(社会的知性)の重要性が言われるようになっているが、実はEQやSQは感性脳が使えると自然に発揮される能力」という。
「0~2歳」「3~4歳」「4~5歳」「5~6歳」の4ステージあり、その子の発達段階にふさわしいコースを提供する。プログラムは1時間で、保育士、教諭(教員免許保有者)、社会福祉士、児童発達支援管理責任者などの専門指導員とともに、「コミュニケーション」「記憶」「運動」「感情調整」「集団行動」「ことば」「生活動作」など25の課題を学ぶ。例えば、下写真にある玩具「クーゲルバーン」。はたから見ると、この玩具を使って指導員と子どもが遊んでいるようにしか見えないが、実はこの玩具でのやり取りを通じてコミュニケーション力を育んでいるのだ。
このコペルプラス新潟関屋教室を運営するのは、2015年8月に訪問看護拠点「あいりす訪問看護ステーション」の運営をスタートしたワンハート株式会社(新潟市中央区)。高齢者向けの事業だけでなく、子ども食堂など子供を対象にした事業の立ち上げを検討しているなか、運営本部である株式会社コペル(東京都)とフランチャイズ(FC)契約を締結し、開校した。教室の場所は、訪問看護の拠点の隣の店舗がたまたま空いたことから、「あいりす訪問看護ステーション」の隣に開校した。
コペルの最大の特徴は、豊富な教材だ。本部のコペルでは30年以上にわたり、右脳を刺激し、本来子どもが持っている潜在能力を引き出す幼児教室「コペル」を運営しており、多くの幼児教育のノウハウをもつ。このノウハウを生かし、日々教材を開発。現在、2000種類の教材を取り揃えている。このため、コペルプラスでは毎回異なった多数の使用しており、子供たちは発達に必要な刺激を十分に受けることができるのだ。
また成功体験を積ませることを心掛けているのも特徴。児童指導員がサポートしてでも成功体験を積ませ、ほめることで自信を持ってもらうよう努めているという。
料金は、非課税世帯は無料、収入がおおむね890万円以下の世帯で4600円/月、それ以外は3万7200円/月。なお、幼児保育の無償化にともない、10月以降は、3~5歳は無料になるそうだ。
現在、オープンしたばかりで、まだ空きがあることから、無料体験を受け付けている。ただ、すでに新潟市内だけでなく、市外から通う子供も登場している。
来年には指導員7人体制に拡充予定
一方、現在、教室が開いているのは火曜日から土曜日まで。「年内に指導員2人を新たに採用します。本部での研修を経て、来年1月には現在の5人体制から7人体制にします。これにより、日・月曜日も開けたいと考えています」とワンハートの木村純社長は話していた。
【コペルプラス新潟関屋教室】
住所/新潟市中央区関屋本村町1-148-2
電話/025-201-6063
定員/10名
オープン/火曜日から土曜日 9:30から18:30
http://www.copelplus-niigata.net/