新潟市が16日から新型コロナワクチン集団接種キャンセル枠の当日予約を受け付け開始
新潟市は14日、新型コロナワクチン集団接種の予約方法について、キャンセルなどによって生じた空き枠を、接種日当日でも予約できるよう見直すと発表した。運用は16日から。
新潟市ではこれまで、キャンセルなどにより予約枠に空きが生じた場合、あらかじめキャンセル待ちとして登録していた人へ連絡・予約することで枠を埋めていた。一方で、ワクチン接種も終盤に近づき、こうしたキャンセル待ち登録者も減少しており、また登録者の中にも、電話で確認すると既に接種済みであるという人も増え、円滑な運用がしにくくなっているという。
こうした状況から市では、事前登録なしでキャンセル枠分を当日予約ができるよう予約方法を見直した。空き枠は市の専用コールセンター(電話番号:025−250−1234)で確認でき、希望の時間に枠があればそのまま予約できる。
また、新潟市のLINE公式アカウントに登録して「情報受け取り」を希望することで、9時にその日の各会場の空き状況を配信するシステムを16日から導入。希望時間があれば、同コールセンターで予約が可能。
一方で、県や一部の他市町村が導入している、会場で直接その日の空き枠を予約する方式については、待ち時間の発生などの面を考えて導入を見送った。
新潟市の小野秀之統括政策監は「接種対象が若い人が中心になるにつれ、なかなか先の予定まで立てられないという声も出ている。当日予約を積極的に活用してほしい」と話す。
なお接種会場は、江南区で3箇所、東区・秋葉区でそれぞれ2箇所、そのほかの5区については1箇所ずつ対応。東区の新潟空港会場以外はファイザー社製ワクチンであり、2回目接種は通常の予約と同様に3週間後の同時間に実施される。新潟空港会場ではモデルナ社製ワクチンで、2回目は4週間後。
【関連リンク】
新潟市 「集団接種会場の当日予約について」