新潟県立加茂農林高校の環境緑地科2年生が建設現場を見学
建設産業に対する理解と認識を深める
新潟県立加茂農林高校の環境緑地科2年生は18日、建設現場の見学会に参加した。一般社団法人新潟県建設協会が、若手建設従事者の入職促進活動の一環として実施するもので、この日は笠堀ダムと八十里越建設現場を巡った。
そのうち八十里越建設現場では、トンネルと橋を支える柱の作業現場を見学し、作業工程や工法、資材についてなど施工業者から説明を受けていた。業者の方が、建設業の魅力について「形に残るものを造るというやりがいのある仕事」と話すと、興味深げに頷く学生もみられた。建設現場のようすを実際に見ることで、建設のものづくりを肌で感じ理解を深めたようだ。
新潟市を起点として、福島県いわき市をつなぐ国道289号。そのうち新潟県三条市から福島県只見町に至る県境部分を八十里越という(全長約20キロ)。一部区間は現在通行不能となっており、国交省が整備を進めている。開通の暁には救命救急体制の向上や、栃木県の日光や福島県、新潟県の広域観光の活性化が期待される。なお八十里は、越後長岡藩の河井継之助が生涯最後に越えた峠としても有名。