新潟県新発田市の菊水酒造がスパークリング日本酒を発売しSNSなどで反響
(※記事は8月に執筆したものです)
菊水酒造株式会社(新発田市)が発売した日本酒「ふなぐち菊水一番しぼりスパークリング」がこの夏、評判を集めた。生原酒に炭酸をプラスした深みとさわやかさを両立させた味わいが、「夏でも飲みやすい」と好評。現在は新潟県での先行発売の状況だが、県外にも会員制交流サイト(SNS)で話題が広がり、「早く発売してほしい」とファンには待ち遠しい状況だ。
ふなぐち菊水一番しぼりスパークリングは、6月27日に出荷開始した。菊水酒造の主力製品といえば、銀色の缶に金と白のラインの「ふなぐち菊水一番しぼり」。200ミリリットルの缶に入ったフルーティな香りの原酒は、全国でファンが多い。今回はこれに炭酸を加えた。「これまでのふなぐちのファンに、新しい楽しみ方を提案したくて開発した」とマーケティング室の担当者は話す。
発売後、さっそく反響は出てきた。「ツイッター」や「フェイスブック」では、県外での発売を求める声が殺到。筆者も「ツイッター」に写真付きで投稿したところ、茨城に住む読者が全国販売を望むコメントをつけてリツイートしたことから、ファン層のニーズは大きいようだ。菊水酒造は「ファンの地盤を新潟でしっかり固めてから、時機を見て拡大したい」と期待を持たせる。
県内の酒蔵では、吉乃川や白瀧酒造などがスパークリング日本酒を発売している。
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