新潟県庁前広場で「県庁前ナイトマルシェ」を振り返るイベントが開催
県庁前ナイトマルシェを多面的に振り返り
20日、イベント「県庁前ナイトマルシェとは、なんだったのか!?」が新潟県庁前の広場で行われた。
これは8月24日に飲食店や物販、体験型のサービスなどの民間事業者が出店して同広場で開催された「県庁前ナイトマルシェ」の振り返りイベントで、新潟県庁の部署を超えた有志が主催する公民連携に関する勉強会「新潟公民連携ミーティング(今回5回目の開催)」の一環でもある。
来場者からの反響や実際の収益の発表など、ナイトマルシェの振り返りはもちろんのこと、ゲストに「潟マルシェ」を主催するU・STYLEの松浦柊太朗氏を迎え、マルシェを行う上での考え方や全国のマルシェの事例なども紹介。参加者は普段直接言葉では知ることのない、人気イベントの背景に触れる機会となった。
県庁前ナイトマルシェは、新しい試みとして好意的に受け入れられ、当日は約3500人もの人が来場した。一方で、この動員数は当初の見込みを大きく上回っていたようで、開始一時間後には売り切る店舗が出るなど、開催直後からキッチンカーなどの出店者・商品不足などが指摘されていた。
主催者である「新潟県リノベーションまちづくり」の代表を務める県都市局営繕課の桝潟晃広氏は、「クレームは大事なものであり、そこからまだまだできることがあると感じている。今回の経験を基に月末に提出する政策提言にまとめ、民間主導のイベントを公共の場でできるようにする窓口の整備や、許可の基準の柔軟化に繋げられれば」と、展望を語っていた。
広い無料駐車場や新潟駅南口からのバスがあることでアルコールを楽しみやすいといった交通アクセスの利便性の高さなど、実際に実施したことで担当者らが気づく県庁のポテンシャルの高さもあったとのこと。
参加者にも来場動機や感想を求める場面や、出店した事業者からの出店者目線での手応えや実感が述べられるなど、多面的な振り返りができた2時間となった。
会の途中には花角新潟県知事も来場し、取り組みに関心を寄せている様子がうかがえた。
新潟県リノベーションまちづくりでは、今後も公民が連携する事業の展開を計画しており、さらなる公と民の連携が期待される。
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