障害を持った人も一緒にオシャレを! ファッションショーが万代シテイで開催
リリー アンド マリーズ代表の山田彩乃さんも登場
障害持った人がデザインした衣装を、障がいのある人とない人が一緒にモデルとなってアピールするファッションショーが21日、万代シテイの「BP2」(新潟市中央区)で開かれた。
会場では、障害福祉サービス事業所「ほほえみ ほのか」(新潟市秋葉区)、障害者生活ステーション「さんろーど」(新潟市中央区)などの福祉作業所で、障害を持つ人が作成した衣服を着たモデルが、ランウェイを颯爽と歩いた。また、日本一の生産高を誇り、人気の高い五泉市の「五泉ニット」でできたアパレルもお披露目。障害のある人の捜索活動を支援するアートキャンプNiigataに所属する松島菜月さんが作成した絵などをもとにデザインした服装も登場した。ランウェイをモデルが歩くたび、オーディエンスから歓声が上がり、写真を撮る姿も見られた。
このファッションショーは、現在県内全域で開催中の「第34回国民文化祭・にいがた2019」と「第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」において、障害者芸術・文化事業「つくる いきる はじけるーふっとつ!障害者アート展」の特別イベントとして、新潟県をはじめとする実行委員会が実施したもの。同アート展の会場の一角を、ショー会場にした。新潟県の地域活性化に取り組むモデルなどのグループ「Lily&Marry’s(リリー アンド マリーズ)」がプロデュースした。自身もランウェイに登場したリリー アンド マリーズ代表の山田彩乃さんは、「障害のあるなしにかかわらず、『オシャレをして前に出たい』という気持ちを応援すべく、このショーを企画した」と話していた。
このショーは今回が初めて。リリー アンド マリーズという名前は、人と人や地域、企業をつなげるという意味を込めて名付けた。山田さんは、「来場されたお客様から歓声が上がり、モデルとお客様が繋がった。ショーを開いて良かったと考えている。今後は、より規模を大きくして開けるようにしたい」と手応えを感じていた。