新潟県の花角英世知事が定例会見「選ばれる新潟の実現に向け、公民が協働していく」
新潟県の花角英世知事が20日、定例会見を開き、「新潟県公民協働プロジェクト検討プラットホーム」について言及した。
公民協働プロジェクト検討プラットフォームは2019年10月、従来の行政の領域では収まらない課題などについて公と民が率直に議論・協力して具体的な行動に結びつけていくための基盤として設置された。これまでの会議では、地域航空会社「トキエア」や「防災クラスターの形成」などについての提案や計画がされてきた。
今月15日には、第4回公民協働プロジェクト検討プラットフォームが開催され、行政や経済団体、企業、大学などの代表と担当者が今年新たに始まった公民連携の取り組みに関する報告や、コロナ禍での全国的な就労環境・就職活動の変化とそれに対する新潟県の現状などを説明した。
この公民協働プロジェクト検討プラットフォームについて花角知事は「新潟県が抱えるさまざまな課題について、行政サイドだけで取り組むには限界がある。オール新潟で、公民こぞって一緒に取り組まなければ前に進まない課題がたくさんあるということで、共に議論し認識を共有する場を作ろうと動き出した。『選ばれる新潟』を看板として掲げ、働く場として選ばれる、起業創業の場として選ばれる、訪れる場として選ばれる新潟づくりを一緒に進めていきましょうということ。具体的には働き方改革、女性の活躍、Uターン政策などに、それぞれがそれぞれの立場で努力していく」と話した。
一方、感染者数が減少している新型コロナウイルス感染症の対策にも言及。懸念されている第6波などに備え、病床数や療養ホテル数を上積みしている最中であると話した。また「全国的に急速に感染者数が減少しているが、まだ感染者がいなくなったわけではない。マスク生活は嫌だという思いもあるだろうが、今一度マスク着と手洗いうがい等できる対策を心がけてほしい」と県民へメッセージを送った。
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(文・太田広美)