新潟県が故・林家こん平さんに新潟県民栄誉賞を授与、20日に表彰式が行われる

花角英世知事から長男の笠井雄作さんに表彰状と記念品が贈られた

新潟県は、昨年12月17日に亡くなった新潟県出身の落語家、林家こん平さん(本名:笠井光男)に新潟県民栄誉賞を授与し、20日、新潟県庁で表彰式を行った。表彰式では、花角英世知事から長男の笠井雄作さんに表彰状と記念品が贈られた。

林家こん平さんは、昭和18年に新潟県刈羽郡千谷沢村(現長岡市)生まれ、昭和33年3月、初代林家三平氏に入門。昭和41年の放送開始時からテレビ番組「笑点」の中心メンバーとなり、約40年にわたりレギュラー出演。番組内で新潟の話題を盛り込んで話を展開するなど、新潟県の魅力を笑いに変えながら全国に紹介した。

林家うん平さんは花角知事との懇談の中で「師匠が新潟をアピールしたくて入門したのが昭和33年。当時、落語家は江戸っ子がするのもというフレーズがあったので、新潟の訛りを直すために英会話スクールに行ったが、(その後は)逆に新潟県というものをアピールしながら宣伝していった。その後、地方出身者は落語家になるのは楽だったと思う。そういう意味では先駆者」などと語っていた。

これに対し花角知事は「新潟の魅力、故郷への思いを笑いにかえて、上手に伝えてもらえた」などと語っていた。

このほか、林家こん平さんが唄っていたコシヒカリ音頭の話題などで盛り上がっていた。

新潟県民栄誉賞は平成12年9月のシドニーオリンピックにおいて、中村真衣さん(長岡市出身)が日本新記録で銀メダルなどを獲得し、県民に夢と希望を与えたことを契機として同年10月20日に創設。以来、中村さん、故・三波春夫(本名:北詰文司、長岡市出身)さん、日本文理高等学校野球部、小林幸子さん(新潟市出身)、平野歩夢さん(村上市出身)、小野塚彩那さん(南魚沼市出身)、清水礼留飛さん(妙高市出身)、故・火坂雅志さん(本名中川雅志)、渡辺謙さん(本名:渡邉謙、魚沼市出身)が受賞している。

左から林家うん平さん、花角英世知事、笠井雄作さん

 

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