八千代橋付近のやすらぎ堤(新潟市中央区)で水辺ワークプレイス実証実験およびドローンデリバリーの実験を実施
新潟市スマートシティ協議会は22日、八千代橋付近の信濃川やすらぎ提左岸(新潟市中央区)で、水辺ワークプレイス実証実験の一環となる「ドローンデリバリー」を行なった。
今回の実験は、新潟市中央区万代側となる右岸から川岸町川の左岸にドローンが信濃川をまたいで料理を配達するというもの。
会場には屋外用椅子とテーブル、AC電源、Wi-Fi設備を完備し、どれも無料で使うことができる。
ノートパソコンを持ち込んでいた30歳代の女性は「いつも室内で仕事をしているので気分転換になった。少し寒いが気分がいい」と、秋晴れの水辺を満喫している様子だった。
この企画の幹事会社である株式会社ジェイアール東日本企画の五十嵐稔部長は「今回の試みはミズベリングのような飲食イベントとは異なり、ワーキングスペースとして心地よく過ごせる場所を作ろうという企画。ドローンの会社とタイアップし、対岸まで料理をデリバリーするという発想が生まれた。全国的にもこのような治水のしっかりした水辺空間はなかなかない。新潟でしかできない働き方を提案していけたら」と話した。
会場では、まち歩きなどに役立つ無料アプリ「新潟シティアプリ」を持っている人または新規ダウンロードをした人に、ドリンク得点を用意。これについて五十嵐部長は「アプリを入れていただくことで集まるデータが、まちづくりにつながる」と期待を込めた。
ドローンデリバリーの実験は22日限りだが、実証実験は31日まで行われ、近隣飲食店のフードデリバリー、不定期で会場内テントにはコーヒースタンドが出店する。