「救う会新潟」が新潟ふるさと村(新潟市西区)で街頭署名活動、コロナ禍により約4ヶ月ぶりの実施に
北朝鮮による拉致被害者の救助活動を展開する「救う会新潟」が23日、新潟ふるさと村(新潟市西区)で街頭署名活動を行った。
「救う会新潟」の街頭署名活動は6月5日、同じくふるさと村で実施して以来、約4ヶ月ぶり。例年は人が多く集まるイベントなどに際して年10回ほど行っていたが、コロナ禍以降はそうしたイベントの中止も相まって大きく活動が制限され、2021年の街頭署名活動は未だ前回と今回の2回のみだ。
一方で、「拉致被害者のご両親は今はもう2人(横田めぐみさんの母・横田早紀江さんと、有本恵子さんの父・有本明弘さん)だけ。このままでは本当に風化してしまう。だから、なおさら我々は各地域から積極的に活動していかなくてはならないと思っている」と高橋正会長は危機感を強める。
いわゆる新型コロナの「第5波」以来、全国の団体から「活動ができない」という声があがっていたが、9月中旬から全国的に感染が落ち着き、10月15日には県内でも独自の警報を解除。
今回の署名活動は、そうした中で急遽実施。秋の冷たい風が吹く中、メンバーはふるさと村の利用者へ署名を呼びかけた。高橋会長は「(拉致被害者・特定失踪者の問題の解決へ向け取り組むほか団体の)みなさんも今、きっとそれぞれ『じっとしていれられない』という想いだろう」と話した。
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(文・鈴木琢真)