東京六大学生の離島活性化プロジェクト「法政大学 佐渡島フェア」が12月に開催
1日から27日まで「離島キッチン」神楽坂店で開催
法政大学は、(株)離島キッチンが運営する「離島キッチン神楽坂店」(東京都新宿区)で、12月1日から27日に開催される佐渡島フェアにおいて、法政大学の学生が企画した佐渡島の名産品を使ったメニュー提供や、佐渡島の文化を体験できる企画を実施する。
佐渡島フェアは、離島キッチンが東京六大学(早稲田・慶應・明治・法政・東京・立教)とともに、今年6月に始めた離島活性化のための企画「IDEA KICHENプロジェクト」の一環。店舗での企画としては第一弾となる。
学生は、課題やビジネスの仕組みを学べるトレーニングプログラムの一環として、より多くの人に島の魅力を伝え、かつ売上を上げるための企画を考えるという。
じっさい、同フェアを企画した、法政大学の酒井理教授ゼミは、企業や地域の課題を見つけ、解決のための実践からマーケティングを学ぶことが特徴で、これまでにも新製品のプロモーションや地域活性化の企画提案などに携わってきた。
今回のプロジェクトでも、ゼミ活動の大きな柱の一つである「地域を考えるプロジェクト」の一環として、離島キッチンから提示されたテーマ「佐渡島」の魅力を紹介するために現地調査しながら企画立案した。
学生が考えたフェアのコンセプトは、「佐渡人(さどんちゅ)と話して、知って、繋がるお店」。店舗で提供する佐渡島特別メニューに込められた島民の想いをカードにした「佐渡人からの手紙」と、返信用カードを来店客に渡し、佐渡島との繋がりづくりを図る。
また、佐渡の文化体験として「能」「おけさ」「竹細工」を知ってもらうコーナーを設置するなどの企画を予定している。
一方、離島キッチンは、島根県隠岐島の(一社)海士町観光協会が設立した、全国の離島活性を目的とする飲食店型のアンテナショップ。法政大学とは、海士町は2015年に「産業振興と人材育成協力に関する協定」を締結し、留学生の自治体インターンシップなどを実施している。