新潟県胎内市の期日前投票で比例代表の投票用紙を誤って二重交付
胎内市選挙管理委員会は25日、衆議院議員選挙の期日前投票所で投票用紙の二重交付があったと発表した。
この事案が発生したのは24日11時30分ころ。胎内市役所期日前投票所において、比例代表選出議員選挙の投票用紙を1人の有権者に2枚交付し、そのまま2枚投票した。職員が投票所で残票数を確認する際、比例代表が1枚少なかったことから判明した。
当該有権者は親子4人で来場。当時、投票所が混雑していたため、急いで処理しようと親子4人へ連続して投票用紙を渡す際、2枚の比例代表の投票用紙を渡し投票させてしまった。親子4人が投票する際、比例代表の投票箱に2枚投入するのを目撃していた立会人は、声を出そうとしたが間に合わなかったという。
胎内市は再発防止策として、密状態や職員の混雑によるミスに繋がらないよう入場制限を実施。期日前投票所の入場を5人までとし、投票が終わった段階で来場順で次の5人を入場させる入替制に切り替えるとした。
さらに、投票用紙の交付担当、端末の入力・確認担当の役割分担をすること、10枚単位で投票用紙を管理し、投票用紙交付後の残数確認をすること、宣誓書記載のための補助員1人を配置し、必ず宣誓書を記載してから投票所へ上がってもらうこと、簡潔に宣誓書記載についての説明を行なうことを徹底すると発表した。