新潟県花角英世知事が、行動規制緩和の実証事業実施に向け調整中であることを公表
新潟県の花角英世知事は26日に定例会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大が全国的に落ち着いていることから、行動規制緩和の実証事業を11月から実施すると公表した。
県では、「ワクチン検査パッケージ」を活用した国の実証事業の実施に向けて動いている。実証事業は11月から実施される予定で、大人数での会食を伴う会合と結婚式のパターンで行う。実施回数は3回から4回ほどで、現在、協力する経済団体や結婚式場などと調整が進められているという。
花角知事は「こうした少し大人数での会合をやってみることで、『どういう形でやれば(感染の)リスクを下げられるか』ということを示せると思っている。会食への不安感を和らげ、経済の回復に繋げていきたい」と意欲的な姿勢を示す。
また、農産物や工業製品など、県内の事業者支援に関しても「これまでは動画やSNSなどオンラインの支援してきたが、これから一定程度感染が落ち着いている中で、試食や実演などリアルな手法も取り入れ、あるいはハイブリッドでやるなど、効果的な事業者支援をしていきたい。11月になるとかなりの数を展開できると思っている」と話した。
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(文・鈴木琢真)