ヌーラボ(福岡市)が佐渡総合高校(新潟県佐渡市)と提携して社内研修制度「リゾートワーク制度」を実施
チームのコラボレーションを促進するツール「Backlog」「Cacoo」「Typetalk」「Nulab Pass」を提供する株式会社ヌーラボ(福岡市)は、ヌーラボの従業員が家族とともにリゾート滞在できる研修制度「リゾートワーク制度」の滞在先として、今年度より新たに新潟県の佐渡総合高校と提携することを決定した。
リゾートワーク制度は、ヌーラボの従業員が家族とともにリゾート地に滞在し、現地の教育機関で授業を行うことを条件に、リモート環境から就業できる教育研修制度。今回の提携により、ヌーラボ従業員は、リゾートワーク制度の滞在先として、沖縄県宮古島市、北海道東川町に加え、新潟県佐渡市も選択できるようになった。
佐渡市は日本海側最大の離島で、四季の変化に富み、日本最大の金銀山「史跡 佐渡金山」が観光名所として知られている。また日本酒の製造や果樹栽培も盛んである一方、多くの学生が就職に伴い佐渡市を離れてしまう現状がある。こうしたなか、地域課題の解決に少しでも貢献したり、学生の選択肢を増やしたりできればと考え、リゾートワーク制度での提携に至ったという。
同社が2018年度から実施しているリゾートワーク制度は、ワーケーションと異なり、ヌーラボの従業員が現地の教育機関において授業を企画・実施することを必須条件としている。制度利用にあたっては、滞在する拠点に応じた手当が、従業員と同伴家族の人数に応じて会社から付与され、滞在中に休暇を取得することも可能。
初年度、2019年度はそれぞれ約10人の従業員が制度を利用したが、新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年度は規模を縮小し4人の従業員が宮古島市および東川町でリゾートワークを行ったという。