新潟市の中原八一市長が工事の進む新潟駅を視察、在来線高架化完了は2022年6月を予定
新潟市の中原八一市長は27日、高架化工事が進められている新潟駅(新潟市中央区)を視察した。
新潟駅では2018年4月、2から5番線の高架化を完了し、現在は1番線の工事が進められている(なお1番線の工事に伴い、仮線として8番線と9番線が地上を走っているが、高架化完了と同時に撤去される予定)。高架橋は2021年度末に完成予定で、その後、国の検査を経て2022年6月ころに使用開始される見込みだ。
新潟市はこの工事によって、駅南北を繋ぐ道路の開通や、駅直下バスターミナル、そして旧・バスターミナルの約2倍の広さを持つ「新万代広場」の整備を行っていく。駅南側から万代・古町方面への交通の利便性を高めることで、都心軸構想「にいがた2km」を形成し、周辺地域への民間投資にも繋げていきたい考えだ。
中原市長は27日午前、工事が進む1番線ホームや、万代口周辺の様子を視察。その後の囲み取材で「これまでは『どう改修しているのか分からない』と思う人も多かったかもしれないが、外観が見えるようになり、新しい駅に生まれ変わる実感を市民にも感じてもらえるようになったと思う」と話す。
続けて「今後は一大交通結節点としての機能が向上するため、県内外多くの人に観光やビジネスで利用してほしい。交流人口が増えることで、都市の価値が高められていくと考えている。これを契機に活力溢れる新潟を築いていきたい」と期待を示した。
駅直下バスターミナルと新万代広場は2023年から段階的な供用開始を目指しているが、直近では、在来線2番線のエスカレーターが11月1日に稼働する予定である。
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(文・鈴木琢真)