新潟県上越市長選で、市選管の指導ミスにより公職選挙法違反に

上越市役所

今月31日に投開票が行われる新潟県上越市長選挙で、野澤朗候補者の政治活動用のポスターとビラが、新潟県上越市選挙管理委員会のアドバイスが不適切だったため、結果的に公職選挙法に違反していたことが分かった。

ポスター500枚とビラ3万8,000枚(うち配布は2万4,920枚)に、公職選挙法で禁じられている候補者の顔写真が載せられていたほか、「のざわあきら後援会」の名前が記載されていた。

同選管は、同後援会からの依頼に応じ、配布前のビラを告示日前に事前確認したが、顔写真が違反になる認識がなかったことに加えて、確認前の段階では記載がなかった同後援会名を記載するように指導していた。

同選管は27日午後に同選管の誤った確認・判断で違法ビラが新聞の折り込みされたことについて野澤朗陣営と、中川幹太陣営に謝罪した。

同選管によると、配布済みのビラは回収困難だが、ポスターは27日中にのざわあきら後援会が撤去したという。

また、担当者は「(誰かによって)告発されたら、その時点で新潟県警が動く。(告発は)結果にもよるので選挙後になるかもしれない」と話している。

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