株式会社有沢製作所(新潟県上越市)が2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表
株式会社有沢製作所(新潟県上越市)は28日、2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。売上高は217億4,400万円、営業利益は20億4,800万円、経常利益は22億8,700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億4,500万円となった。なお、同社は2022年3月期の期首より、「収益認識に関する会計基準」などを適用しており、適用前の実数値に対する増減率は記載していない。
原油や原材料価格の高騰など企業業績への下振れリスクの高まりなど、第2四半期連結累計期間における国の経済は以前として不透明な状況が続いている。そのような状況のもと同社では産業用構造材料の売り上げは減少したが、電子材料の売上が堅調であった。
2022年3月期第2四半期決算のセグメントごとの経営成績は以下の通り。なお、増減率は「収益認識に関する会計基準」適応前の前期との単純比較の数値となる。
電子材料
フレキシブルプリント配線板材料の販売が堅調に推移したこと等により、売上高は153億4,200万円(同 2.9%増)、セグメント利益は18億3,900万円(同37.5%増)となった。
産業用構造材料
航空機用材料の販売が減少したこと等により、売上高は33億6,800万円(同22.5%減)、 セグメント利益は3億6,200万円(同24.0%減)となった。
電気絶縁材料
重電機用絶縁材料の販売が増加したことから、売上高は12億4,400万円(同7.6%増)、セグメント利益は1億3,800万円(同103.7%増)となった。
ディスプレイ材料
カラーリンク・ジャパン株式会社での偏光利用機器の販売が増加したこと等により、売上高は15億7,100万円(同17.9%増)、セグメント利益は3億6,600万円(同612.0%増)となった。
その他
売上高は2億1,800万円(同52.0%)となった。