「村上市スケートパーク(仮称)」の建設事業発表
2019年オープン予定。国際レベル、CLTパネルも
村上市は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの正式種目となった「スケートボード」に出場できる選手の育成、「東京オリンピック・パラリンピック」をキーワードとした地域活性化を目指し、瀬波温泉3丁目地内に新たなスケートパークを建設する。
(仮称)村上市スケートパークは、老朽化が進むスケートボードなどの屋内練習施設「日本海スケートパーク」(※)を、近くの旧瀬波ビーチランド跡地に移転・新築するもの。
敷地面積約1万6700平方メートル。スケートボード用の屋内施設は、国内最大規模となる約1991平方メートル。これは、現在の日本海スケートパーク(※)の約2・5倍の広さで、国内最大規模の屋内スケートボード施設となる見込みという。施工業者については12日に入札が行われる。
国内外のスケートボード選手が集い、村上市がスケートボードの聖地となるよう整備するほか、観覧席やボルダリング施設なども設ける。整備のための予算は約5億円。新たな素材として注目を集めるCLT(直交集成板)なども使い、2019年春の完成を目指している。所管となる村上市生涯学習センターは「国際大会にも対応できる仕様で、将来的にはX–GAMESのようなビッグイベントも誘致したいが、観覧席のキャパシティの関係でどうなるか」と話した。スケートボードは2020年東京オリンピック・パラリンピックで新しく競技に追加されたこともあり、注目を集めている。
(※)1966年に建てられた旧市民会館を改修し、03年にオープンした公設民営施設で、同市出身の平野歩夢選手が、子どものころから練習してきた場所。