新潟県加茂市の藤田明美市長が市の長期ビジョンとなる「加茂市総合計画」について説明
新潟県加茂市の藤田明美市長は2日、定例会見を開き、加茂市の長期ビジョンとなる「加茂市総合計画」などについて説明した。
藤田市長は、「市民の皆さんの声をお聞きしながら、およそ4半世紀ぶりに総合計画を策定した。(計画をベースに)まちづくりの主役である市民の皆さんと、これからの加茂市を一緒につくっていく」と語っていた。また、11月1日に総合計画概要版を全戸配布(世帯数1万弱)するとともに、11月27日から12月26日までに市長との座談会を7回開催し、総合計画へに理解を深めてもらうという。
令和3年度が初年度となる総合計画は、加茂市が目指す姿(笑顔あふれるまち 加茂)を示し、それを実現するための基本構想(10年)、基本計画(前期5年、後期5年)で構成している。
基本構想では、将来像を実現するための6つの基本目標を定めている。具体的には「子育て・教育」、「健康・福祉」、「生活・環境、生活基盤」、「芸術・文化、スポーツ、自治・人権」、「都市の魅力創造、産業・雇用」、「行政活動」の6つだ。
基本計画は、基本構想で示したものを実現するための具体的手段として、分野別に26の施策を示している。また、それぞれの施策には、施策の展開方針などとともに、「現状」「課題」や「市民ができること」を記載している。また、これらの施策を進めることでSDGsも推進していくという。
藤田市長は総合計画の意義について「(市民に)長期ビジョンを示し市民と共有することは必要だと思っていた。(総合計画を通じて)まちづくりに関心を持ってもらい、どうしてこの事業が必要なのかなどについても理解を深めてほしい。また自分がかかわることで街が変わっていくことも知っていただきたい」などと語っていた。