新発田リハビリテーション病院(新潟県新発田市)は、脳卒中下肢麻輝リハビリテーションロボットを導入

脳卒中下肢麻輝リハビリテーションロボット「ウェルウォークWW-2000」

NSGグループの医療法人愛広会 新発田リハビリテーション病院(新潟県新発田市)は、脳卒中下肢麻輝リハビリテーションロボット「ウェルウォークWW-2000」(トョタ自動車製)を導入した。

新発田リハビリテーション病院は昨年6月に新棟をオープンし、いままでの長期療養型の病院機能に加え、回復期リハビリテーション病棟をはじめとした急性期病院での治療を終えた患者が、在宅に復帰することを目的とした機能を持った。

こうしたなか、今年9月に新潟県初導入となる「ウェルウォークWW-2000」を導入するとともに、専門スタッフの研修を終了し、10月から患者にロボットリハビリの提供を開始した。

ウェルウォークは、脳卒中による半身まひなどのリハビリ支援を目的としたロボット。トヨタ自動車と藤田医科大が共同開発し、患者の歩行状態に合わせ難易度の調整機能や歩行状況のフィードバック機能などを備え、より安全に、早期からの歩行練習が可能。

ハーネスと呼ばれる安全ベルトを腰に装着し、転倒を予防したうえで、まひしている足に装具のような「ロボット脚」を装着する。患者はトレッドミルというベルトコンベヤー状の上を歩き、理学療法士は患者の後ろで患者を支え、歩行状況について助言する。患者の前方のモニターには、前方側方からカメラで捉えた歩く様子がリアルタイムに映し出され、患者は画面を見ながら歩行練習を受けることができる。

またロボット脚の足底には荷重センサーがあり、足を前に出そうと体重を抜くことで、膝のモーターと連動し、その足を曲げるよう補助する。モーターの力の強さは患者の状態によって調整でき、足に全く力が入らない患者から、自力で立てる患者まで、幅広く歩行訓練ができる。歩幅も調整することが可能。

(上写真2枚)ウェルウォークWW-2000

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