アクシアルリテイリング株式会社(新潟県長岡市)が2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表、反動減などで減収収益に

原信

スーパーマーケット「原信」「ナルス」「フレッセイ」などを展開するアクシアルリテイリング株式会社(新潟県長岡市)は2日、2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表した。

売上高は1,226億3,800万円(前年同期は1,290億7,300万円)、営業利益57億2,100万円(対前年同期比20.0%減)、経常利益59億3,900万円(同20.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益39億6,600円(同21.6%減)と過去最高だった前年同期の反動減などで減収減益を余儀なくされた。

 

スーパーマーケット事業

主力のスーパーマーケット事業の売上高は1,223億5,600万円、営業利益は54億4,100万円(同21.5%減)となった。

来店客数は、新型コロナウイルス感染症の罹患を予防するため来店頻度を減らすといった消費者の動向が継続していることに加えて、前年同期の反動もあり、既存店で前年同期に比べて2.4%減少したものの、近年の新規出店店舗が好調であった効果から全店では前年同期に比べ1.4%の減少に止まった。

一方、買上点数は、来店時のまとめ買いや内食・中食需要の高まりに加え、夏季の東京オリンピックの自宅観戦などの要因が寄与し、既存店、全店ともそれぞれ前年同期比で1.2%増加した。

また、一品単価は、生鮮品全般の相場は、野菜相場が前年同期に比べて若干低めに推移したことなどから、既存店、全店とも前年同期比0.6%減となった。しかし、買い上げ点数が前年同期を上回ったことから、客単価は既存店、全店とも前年同期比0・6%増となった。

 

情報処理事業、印刷事業、清掃事業

その他の事業(情報処理事業、印刷事業、清掃事業)の売上高は25億3,700万円、営業利益は2億6,300万円(同16.6%増)となった。

情報処理産業においては、主力であるスーパーマーケット事業向けの販売が、情報システムの開発などが前年同期を上回ったほか、外部顧客向けの販売は納期に至った受注案件が前年同期を上回ったため、売り上げが増加。営業利益も前年同期比31・8%増となった。

印刷事業は、主力であるスーパーマーケット事業向けの販売が、チラシなどの受注が例年並みに戻ったため、前年同期の反動で売り上げは前年同期より増加。営業利益は前年同期比で185.6%と大幅な増加となった。

一方、清掃事業はスーパーマーケット事業向けが安定した受注を受け売上高が前年同期比で増加したほか、外部顧客向けも前年同期比並みであったことなどから、営業利益は前年同期比10.5%増となった。

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