新潟県村上市、パラリンピック男子マラソン(上肢障害T46)銅メダリストの永田務選手に市民栄誉賞を授与
会場に入場する永田務選手
新潟県村上市は、同市出身で東京2020パラリンピック男子マラソン(上肢障害T46)銅メダリストの永田務選手に市民栄誉賞を授与することを今年9月に決定し、3日、村上市総合文化会館で表彰式を開催した。
村上市の高橋邦芳市長は式辞の中で、永田選手について、「東京2020パラリンピック競技大会陸上競技男子マラソン(上肢障害T46)で見事銅メダリストを獲得された永田務様の偉大な功績に対し市民栄養賞を受賞できることは本市にとって大変大きな喜び。市民に大きな感動と夢や希望を与えてくれた」などと述べていた。
また高橋市長から表彰状を授与された永田選手は、「皆様にはたくさんの声援をいただき、本当に感謝している。一時は4番手になる場面もあり、皆様にメダルを見せることができないのではないかという弱気な心になることもあったが、村上市や瀬波温泉の旗や横断幕、皆様からのメッセージのお陰で最後は力を振り絞って3番でゴールすることができた。今後もパラリンピックや障害者スポーツの普及に入れていきたい」と語っていた。
村上市市民栄誉賞は、特に顕著な功績により、同市の誇りとして広く市民に敬愛され、社会に明るい希望と活力を与えた人を表彰してその栄誉をたたえる賞。平成30年に、スノーボード男子ハーフパイプ競技の平野歩夢選手が受賞している。