新潟県三条市が市の功労者などを讃える表彰式を開催、「市民栄誉賞」にはパラリンピック開会式で国歌独唱した佐藤ひらりさん

令和3年度三条市表彰式の様子

新潟県三条市は3日、市の発展に尽力した人などを讃え表彰する、市の表彰式を開催した。同市では2021年から「市民栄誉賞」を創設。東京2020パラリンピック開会式で国歌を独唱した同市出身の佐藤ひらりさんが、その受賞第1号となった。

2021年の表彰式では、「地方自治」や「社会福祉」、「教育又は体育」など11の分野から、74人7団体に功労者表彰を授与。また今年9月には「市民栄誉賞」の制度を創設した。なお今回の開催は会場に手話通訳者を配置したほか、式の様子をyoutubeでも配信している。

三条市の滝沢亮市長

佐藤ひらりさん

三条市の滝沢亮市長は「わずか数ヶ月前には、デルタ株による、いわゆる第5波により、社会は不安に包まれていた。しかし、パラリンピック開会式の佐藤ひらりさんによる国歌独唱は、三条市民にとどまらず多くの人に希望と感動をもたらした。今回『市民栄誉賞』を創設し、佐藤さんを表彰できることは三条市民として嬉しく思う」と話し、佐藤さんへ賞状を手渡した。

佐藤さんは「開会式での国歌独唱は私にとって一生の宝物。これからは、ふるさと三条市のことを、私の歌を通じて多くの人へ発信していきたい」と語る。さらに佐藤さんは表彰後に国歌独唱を披露し、会場に集まった出席者らはその声に聞き入っていた。

 

【三条市役所公式 ライブ配信「令和3年度三条市表彰式」】

 

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