国や新潟県が台風19号の被害緩和措置を相次いで公表

被災した中小・零細事業者の資金繰りなどに対応

大きな爪痕を残した台風19号の影響を緩和しようと、国や県などが相次いで対策を打ち出した。

国交省(北陸信越運輸局)は15日、台風19号の被害に伴い、「被害地域にある車両は継続検査を受けることが困難で、自動車検査証の有効期間が切れ、使用に支障が生ずるおそれがある」ことから、自動車検査証の有効期間を伸長すると発表した。

新潟県内で対象となる車両は、上越市、糸魚川市、妙高市に「使用の本拠」がある車両のうち、車検の有効期間が満了する日が10月15日から10月28日までのもの。車検の有効期間を10月29日まで伸長する。なお、有効期間の伸長による自動車検査証の記載変更の手続きは不要。

国交省報道資料(PDF)

 

新潟県は、台風19号により被害を受け、今後の資金繰りの悪化が懸念される中小・零細事業者に対して、「中小企業金融相談窓口」での資金相談の受け付けを始めた。

【中小企業金融相談窓口(常設)】
電話/県庁内(創業・経営支援課内専用電話025-285-6887)
対応日時/平日8:30~17:30

【セーフティネット資金(経営支援枠・自然災害要件)】
要件/自然災害により直接に被害を受けた中小企業者
融資限度額/3000万円、セーフティネット資金(経営支援枠)とは別枠で融資の利用が可能
使途/運転資金・設備資金
期間/7年以内(うち据置2年以内)
利率融資期間/
3年以内=年1・15%
3年超5年以内=年1・35%
5年超7年以内=年1・55%
保証/新潟県信用保証協会の信用保証付き

【短期事業資金】
要件/一時的な運転資金の需要が生じた小規模企業者
融資限度額/500万円
使途/運転資金
期間/1年以内
利率/年1・50%
保証/新潟県信用保証協会の信用保証付き

新潟県報道資料(PDF)

 

新潟県信用保証協会も13日、県内各地に「特別相談窓口」を設置し、資金繰りや今後の経営に関する相談に対応している(下記参照)。

新潟県信用保証協会の相談窓口について

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