イーシステムが鮮明な山岳立体マップ[頂]を販売中

「奥穂高岳」のビュー

ありそうでなかった、山の凹凸を楽しめる鮮明な山のビュー

「新潟が大好きなんです。特に佐渡は日本の故郷を感じられる場所で、今年も家族で行ってきました」。こう語るのは、富山市にある株式会社イーシステム代表の中村秀樹氏だ。同社は3DCGを使った広告が得意の映像制作集団。経済産業省主催で行われる「地方発!ベンチャー企業ミートアップ」に、同省からのバックアップを得て参加するなど、その技術の評価は富山県内外でとても高い。新潟県内で放送される3DCG技術を使ったテレビCMのいくつかも、実は同社が手掛けたものだ。

とはいえ通常、広告主などの依頼を受けて仕事をする映像制作者が表に出てくることはない。したがって創業から16年を迎える同社も、これまではほとんど世に知られることはなかった。

そんな同社が今年8月、初めて自ら製作者としてアプリをリリースした。その名は[頂]。スマホやパソコンで楽しめる、登山に絞ったアプリだ。「山は凹凸があるから面白い。しかし、この凹凸に正面から向き合った山アプリはこれまでなかった。なら自分達で開発してしまおうと考えた」と、中村氏は言う。

その使い方はとても幅広く、登山好きにはとても重宝するはずだ。登山前に登山ルートをシミュレーションすることもできるし、登山中はGPSによる現在地把握や山座同定が可能である。また登山後も[頂]によって、登山の追体験を楽しんでいる人も多い。なお同アプリは、携帯電波の圏外であっても動作する。

実際にパソコンで[頂]を見せて頂いたところ、その地点から見える周辺の山が立体的に浮かび上がり、かつ道路の案内標識さながらに、それぞれの山の名前や標高などが書かれている。またそこから鳥になったように、自由自在に上下にも横にも移動することができる。

「剣岳」のビュー

「立山」のビュー

中村氏によるとこの[頂]の開発からリリースまでは、2年超かかったということだ。登山が大好きな中村氏自身が、まるで自分の子どものように大切に育ててきた。現在リリースされているエリアは、「白馬・雨飾」「鹿島槍・五竜」「八ヶ岳・霧ヶ峰」「剣・立山」「穂高・乗鞍」「富士山」だが、尾瀬を来年開発予定で、その後も順次エリアを追加していく予定。

「登山に親しむ人が多い新潟の方にも、ぜひ[頂]で山の魅力をいつどこでも楽しんでもらいたい」。中村氏は力を込めて語っていた。

山岳立体マップ[頂]について語る、株式会社イーシスステム代表・中村秀樹氏

山岳立体マップ[頂]は、検索サイトで「山岳頂」と入力して登場するリンクからダウンロードできる。各エリア、Windows版が1,550円(税込)、スマホ版が1,300円(税込)。

またお試し版として「大日岳」があるので、気になる人はまずこちらをダウンロードしてみるとよいだろう。紹介動画もあるので、本記事の最後に加えておきたい。

【山岳立体マップ[頂]の紹介動画】
https://youtu.be/cX-OTfpG9Yc

【山岳立体マップ[頂] Webサイト】
https://www.yama-itadaki.jp/

【株式会社イーシステム】
代表取締役/中村秀樹
所在地/〒930-0972 富山県富山市長江新町2-1-36
TEL/076-481-6625
FAX/076-481-6635
業務内容/
・テレビCM制作
・展示会用映像制作
・インタラクティブソフト開発
・AR・MR開発
・全天球
・プロジェクションマッピング
・マスコットのCGアニメ化

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