閉鎖した県の関西情報発信拠点が「新潟をこめ」として再オープン

外観イメージ

名称とロゴ、立地、店内サービスをリニューアルして12月5日にオープン

今年5月に営業が終了していた県の関西情報発信拠点「じょんのびにいがた」が、名称を「新潟をこめ」に変えてリニューアルオープンする。10月17日の知事定例記者会見において発表された。

大阪駅と梅田駅から通じる地下街「ホワイティうめだ」に入居していた「じょんのびにいがた」は、同地下街のリニューアル工事に伴い営業が終了していた。「新潟をこめ」も同じ「ホワイティうめだ」内ではあるが、地下街の再オープンに合わせて店舗をより人通りの多い場所に移転し、かつ「じょんのびにいがた」の2倍となる店舗面積で再スタートを切る。

人通りの多い場所というのは、「ホワイティうめだ」の有名スポットである「泉の広場」だ。大阪屈指の待ち合わせスポットでもあり、1日に40万人近くもの往来があるスペースの目の前で、今年12月5日(木)、「新潟をこめ」はオープンする予定。

2014年にオープンしたかつての「じょんのびにいがた」は、順調に来店人数を伸ばしていた(2018年度実績で来店人数約120万人)。しかし「のばす」「のんびり」というような意味の新潟言葉「じょんのび」は、新潟に住んでいる人でも、特に若年層には馴染みが薄い。関西に住む人たちにはさらに理解してもらいにくいはずで、それが情報発信拠点としての浸透を妨げているとの反省も、県にはあった。

「新潟をこめ」のロゴ

新名称「新潟をこめ」には、県が誇る農産物の米を連想させるほか、店舗で販売する商品や飲食メニューを通じて、新潟の職の背景にある歴史や風土、生産者や職人等の技・想いを「込める」というメッセージを含んでいる。ロゴは、ブランドロゴの制作などで多数の実績がある著名なデザイナーであり、三条市出身の石川竜太氏によるものだ。よく見るとロゴの「を」には、一粒の米も描かれている。

名称とロゴ、立地だけでなく、店内サービスもリニューアルする予定。「じょんのびにいがた」はほぼ物販のみを行っていたが、2倍に広くなる「新潟をこめ」では飲食コーナーを新設する。立ち飲み文化のある大阪の人に、日本酒、おにぎり、クラフトビール、おつまみ等を、立ち飲みカウンターにて楽しんでもらうことが期待されている。

内観イメージ

立ち飲みイメージ

「新潟をこめ」の来店客数の目標は、2020年度で130万人だ。「じょんのびにいがた」最後の1年が120万人であったことから、リニューアル後の立地の良さやサービス拡大などを考えれば、手堅い目標だと県は見ている。また「じょんのびにいがた」は50代以上の女性に訪れる人が多かったが、リニューアルした「新潟をこめ」では20代から30代の若年層にも、より興味を持ってもらえることを県は期待している。

【新店舗概要】
名称/新潟県関西情報発信拠点「新潟をこめ」
場所/
「ホワイティうめだ」イーストモール 扇町ゾーン
(大阪市北区小松原町梅田地下街4-1号)
店舗面積/約111㎡
営業時間/10:00~22:00
定休日/ホワイティうめだの定休日に準ずる
営業内容/
県産品販売(お米、日本酒、米菓、和菓子、珍味、調味料等)
飲食営業(日本酒飲み比べ、おにぎり、おつまみ等)
観光情報発信・PRイベント等

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