新潟県佐渡市の羽茂港から上越市の直江津港までを結ぶカーフェリー「粟国」の試験運航【(株)佐渡テレビジョン(2021年10月30日)】
10月30日、羽茂港から直江津港までを結ぶ輸送船 カーフェリー「粟国」の試験運航が行われました。
この日、羽茂港にはJA羽茂の職員が見守る中、和幸船舶株式会社の職員らによって、おけさ柿およそ50トンがカーフェリー「粟国」へ次々と積込まれていました。
和幸船舶は兵庫県神戸市の船舶運送・内航海運を行う会社で佐渡航路に新潟県外の民間海運事業者が参入するのは初めてです。
小木―直江津航路では旅客・貨物を担っていた高速カーフェリー「あかね」が売却され、今年の春からジェットフォイルが運航されています。
和幸船舶はこの状況を踏まえ、カーフェリー「粟国」で10月にも羽茂―直江津間で、おけさ柿などの試験輸送を始める予定でしたが、関係機関との調整などが遅れ、おけさ柿の出荷最盛期期に間に合わなかったとしています。
午前10時すぎ羽茂港を出港したカーフェリー「粟国」は午後1時直江津港へ着岸しました。
現在JA羽茂のおけさ柿は、およそ40キロ離れた両津港へ陸路で運んでいます。
なお、和幸船舶は来年からおけさ柿を本格的に輸送運航していきたいとしています。