村上中等教育学校が創立20周年 式典や記念講演で更なる飛躍誓う
ダンスや合唱、ステージ発表も
村上中等教育学校(吉田保夫校長)が創立20周年を迎え先月30日、村上市民ふれあいセンターで記念式典を開いた。参加した、来賓、全校生徒、教職員など約500人が20年を振り返り、校是である「Let′s try ! 挑戦・創造・貢献」を胸にさらなる飛躍を誓った。
同校は、2002年、村上女子高校舎を継承し開校。1学年2学級で、前期課程(1~3年)・後期課程(4~6年)に分かれている。08年に初の中高一貫生が卒業し、国立大学を始め多くの現役大学合格者を出した。その後も多くの国公立大学合格者を輩出し、東京大学、京都大学などへの進学者も出ている。
当日は、式典の前に、ダンス部、合唱部などの六碧祭・ステージ発表があり、式典では、河村雄大実行委員長代理の矢部和孝副実行委員長があいさつ。吉田保夫校長が「この20年間に積ん重ねてきた伝統を次に伝えるべく、今一度「校是」をかみしめ、現状に満足することなく新たな20年の創造を目指し前へ進んでいただきたい」と式辞を述べた。続いて、来賓の小川正樹県教育庁高等学校教育課長、高橋邦芳村上市長が祝辞を述べた後、実行委が電子黒板、学習用パソコンを記念品として同校に寄贈した。来年、記念誌発行も予定している。
記念講演会では、北海道大学総合博物館の小林快次教授が「恐竜研究最前線(フロンティア)~世界に通ずる骨太の人間、研究者とは~」を演題に熱弁をふるった。小林教授は、恐竜の研究について解説しながら、温暖化など地球環境の現状を伝え、「人間には考える力と伝える力がある。子孫のため、未来の人類のために、確かな目標を持って進んでいただきたい」と在校生らに訴えた。
村上新聞2021年11月7日号