新潟県十日町市が十日町市博物館の愛称発表と表彰式を開催、愛称は「TOPPAKU(トッパク)」に決定
新潟県十日町市は7日、十日町市博物館の愛称を「TOPPAKU(とっぱく)」に決定したと発表した。同日、博物館で愛称発表と愛称提案者である西分慶雄氏(東京都)へ表彰状と記念品である火焔型土器のレプリカを贈呈する表彰式を行った。
十日町市博物館は「国宝・火焔型土器のふるさと-雪と織物と信濃川」をテーマとして昨年6月1日に新築移転した。愛称は新館オープン1周年記念事業の一つとして募集し決定したもの。
愛称の募集は6月1日から7月5日まで行い、514通(市内175、県内市外107、県外232)の応募があった。その後、市内7関係団体による1次選考を行なうとともに商標登録の有無などを調べ、9作品に絞った。
また2次選考で、7人の選考委員がそれぞれ3作品を選んで順位づけを行うとともに博物館来館者からも人気投票(202通の投票)という形で参加してもらった。さらにその後、10月28日に愛称選考委員会を開催し、TOPPAKUを選考した。
選考理由は、施設をイメージしやすいことや、シンプルな響き、親しみやすくなどという。受賞した西分さんは「現状を突破するような魅力ある博物館になってほしい」と語っていた。
なお、ほかに「enTARO」(焔、円、縁、enjoyと縄文土器を愛した岡本太郎さんから)、「蔵じろう」(みんなの宝物を納める場所という願いから)、「みゅ〜じろう」(ミュージアムと市内他施設で使われているじろうから)の3作品を優秀作品として選考した。
十日町市の関口芳史市長は「市内の施設にはユニークな愛称が多く、愛称の持つ力は大きいと感じている。博物館のツイッターのフォロワーが増えているが、今後もいろいろな手段で親しみやすさを発信していきたい」などと語っていた。