北越工業株式会社(新潟県燕市)が2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表、建設機械事業が伸長し増収増益に
北越工業株式会社(新潟県燕市)は8日、2022年3月期第2四半期決算(期間4月1日から9月30日、連結)を発表した。
売上高は168億8,800万円(対前年同期比10.1%増)、営業利益は16億8,300万円(同120.4%増)、経常利益は17億9,300万円(同111.5%増)、親会社株主に帰属する純利益は12億3,500万円(同139.3%増)だった。
セグメント別の状況は以下の通り。
建設機械事業
建設機械事業セグメントは、主にエンジンコンプレッサ、エンジン発電機、高所作業車などの事業で構成している。
販売面では、国内は防災・減災、国土強靭化に沿った公共工事が高水準で底堅く推移したが、新型コロナウイルス感染症の影響によって民間投資の新規建設工事は停滞しており、出荷は低調に推移した。海外においては、北米向けが前年低迷した需要の反動増により、大幅に受注が伸長したほか、その他すべての地域においても増加に転じた結果、前年同期比で増収となった。
利益面では、前年は本社工場が操業調整を余儀なくされる状況下にあったが、今年は海外向け製品の受注増加により工場の操業度が回復し損益が大幅に改善された結果、増益となった。
売上高は135億3,900万円(対前年同期比15.2%増)、セグメント利益16億4,000万円(同125.9%増)。
産業機械事業
産業機械事業セグメントは、主にモータコンプレッサ、非常用発電機、部品、サービスなどの事業で構成している。
販売面では、主力のモータコンプレッサが製造業の設備投資マインドの復調に沿って堅調に推移したが、前年に伸長したガソリンスタンド向けや排水ポンプ用などの非常用発電機の出荷が一服し、減収となった。
利益面では、経費の削減に努めたほか、主力製品の回復に伴い本社工場の操業も維持され、増益となった。
売上高は33億4,800万円(対前年同期比△6.5%増)、セグメント利益5億4,400万円(同6.2%増)。