北越メタル株式会社(新潟県長岡市)が2022年3月期第2四半期連結業績を発表

北越メタル株式会社(新潟県長岡市)は8日、2022年3月期第2四半期連結業績を発表した。

売上高139億2,363万8,000円(前年同期比30.2%増)、営業損失1億4,206万9,000円(前年同期は6億6,533万8,000円の利益)、経常損失1億809万1,000円(前年同期は6億9,257万7,000円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失9,587万9,000円(前年同期は7億7,152万9,000円の利益)と増収ながらも営業損益段階から損失となった。

同社グループの関連業界は、国内の建設需要が全般的に低調な中、主原料である鉄スクラップ価格は高値で推移したほか、合金鉄などの諸資材価格も高騰するなど厳しい事業環境となった。

このような環境下、同社グループは製品販売価格の改善に努めるとともに、製造コスト低減や異形棒鋼の輸出、土木用加工製品の拡販などにより製品販売数量の確保に取り組んだが、大幅なコスト上昇分を吸収しきれなかった。

また、同社は同日、9月17日に公表した2022年3月期通期連結業績予想の修正を発表した。

売上高は前回発表予想から285億円から290億円、営業利益は3億2,000万円から0百万円、経常利益は4億円から0百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億7,000万円から0百万円に下方修正した。

同社では、主原料である鉄スクラップ価格がさらに高騰しているほか、合金鉄などの諸資材価格も上昇しており、大幅な製造コストアップが見込まれることから、コスト上昇分を吸収しきれないためとしている。

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