株式会社遠藤製作所(新潟県燕市)の2021年12月期第3四半期は大幅な増収増益に、通期業績予想も上方修正

遠藤製作所(2019年1月撮影)

株式会社遠藤製作所(新潟県燕市)は9日、2021年12月期第3四半期決算(期間1月1日から9月30日連結)を発表した。

売上高は93億8,400万円(対前年同期比61.4%増)、営業利益は13億6,800万円(前年同期は△7,000万円)、経常利益は13億7,800万円(前年同期は△7,700万円)、親会社株主に帰属する純利益は9億7,500万円(前年同期は△1億7,200万円)と大幅な増収増益だった。

第3四半期累計期間中、同社グループでは、新型コロナウイルス感染症の状況でも製品の供給を維持できるよう、サプライチェーンの関係強化および生産能力の強化を実施し、市場への安定供給に努めた。

この結果、第3四半期連結累計期間の業績は、ゴルフ関連市場などが好調に推移するなか、受注に対して安定供給が実施できたことなどにより、売上高は大幅増集となった。利益面についても黒字回復し、大幅な増収増益となった。

また通期業績予想についても、第3四半期累計期間の業績および足元の事業環境を踏まえ、今年5月11日に公表した業績予想を修正。売上高を113億円から125億円に、営業利益を11億5,000万円から17億5,000万円に、経常利益を11億円から17億5,000万円に、親会社株主に帰属する純利益を8億5,000万円から12億5,000万円にそれぞれ修正した。

セグメント別の業績は、以下のとおり。

 

ゴルフ事業

ゴルフ市場全体が好調に推移しており、生産の増強および品質の維持を実施し安定供給に努めた。この結果、売上高は45億2,300万円(対前年同期比62.3%)、営業利益は11億1,900万円(同283.3%増)と大幅に増収増益となった。

 

メタルスリーブ事業

昨年は新型コロナウイルス感染症の影響による一部の取引先の操業停止などの状況により受注数が落ち込んだものの、この第3四半期累計期間は一部取引先からの受注が回復し、売上高は8億300万円(対前年同期比52.1%増)、営業利益は1億500万円(前年同期は6,600万円の営業損失)となった。

 

鍛造事業

新型コロナウイルス感染症の影響や半導体不足などの影響はあるものの、昨年の取引先の操業停止などから生産数が大幅に減少した状況からの回復に加え、主要取引先との関係の強化に努めた。

この結果、受注数が一部で回復したことなどにより、売上高は40億5,700万円(対前年同期比62.3%増)、営業利益5億1,200万円(前年同期は700万円の営業損失)と大きく増収増益となった。

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