新潟県の花角英世知事が定例会見、3回目のワクチン接種について言及
新潟県の花角英世知事は10日、新潟県庁で定例会見を開いた。
その中で、国が進める3回目のワクチン接種について、花角知事は「医療従事者は来月で、高齢者は来年1月以降の予定だ。国からもワクチン供給などのスケジュールをもらって、早いうちに固めていきたい。高齢者は8か月経ってからということなので、来年1月以降になると思う」との考えを示した。
また、新潟県が一定規模以上の大人数の会合について、ワクチン接種歴の確認などを条件に開催する実証実験を今月行うとこのほど発表したが、一般的な飲み会について、花角知事は「飲み会については特別な制約はかけていない。マスクや手指の消毒などの基本的な感染対策をしたうえで、密を避ければ5人でも6人でもやってもいいし、リスクを下げながらなら、全然やってもかまわない。人によって受け止めに違いがあるはある程度しょうがないが、感染も落ち着いているし、ワクチン接種者も多くなってきた。ワクチン接種済み証を確認するなどして安心して飲み会もできるようになってきているのではないか」と話した。
さらに、国が18歳以下の国民に10万円給付を検討していることについて、花角知事は「去年の一律10万円給付の時もそうだったが、スピードを重視する考え方と一律にする必要はないだろうという考え方のどちらも正論であり、せめぎ合いだと思う。マイナンバーカードが普及して、口座が紐づけされていれば給付をスピーディーにできる。その環境を整えておくことが必要だ。限られた国の財政の中で、金の使い方を適正にするという意味でも、どこまでが救うべき人で、ここからは自分でできる人という線引きの議論はやる必要がある」と話した。