新潟県胎内市で即位礼正殿の儀を祝う山車の運行が行われる
新潟県胎内市中条で22日、天皇陛下が日本国内外に即位を宣明する「即位礼正殿の儀」を祝して、5台の山車による祝賀運行が行われた。
山車は中条駅前から熊野若宮神社まで約1キロの道のりを、およそ80分かけて練り歩き、所々では山車を大きく揺らしたり佐渡おけさなどの民族舞踊を披露したりと、沿道の見物客を楽しませていた。
また神社境内では、威勢のいい掛け声とともに力強く山車を上下に揺らす煽りや、女性たちによる華やかな奉納の舞で多くの観客を魅了。天皇陛下の即位を祝い、胎内の町はお祝いムード一色に包まれていた。
1972年に胎内市で全国植樹祭が開かれた際、昭和天皇・皇后両陛下が訪問され、杉の苗木を植樹されている。こうした背景もあり、中条大祭山車愛好会などが祝賀運行を実施した。