NEXCO東日本新潟支社の水口和之執行役員新潟支社長が、新潟県の花角英世知事に今冬における大雪対応の方針について報告
東日本高速迫路株式会社新潟支社(NEXCO東日本新潟支社)の水口和之執行役員新潟支社長は11日、新潟県庁を訪れ、花角英世知事に今冬における大雪対応の方針について報告した。
報告などによると、昨シーズンの関越道での大規模車両滞留などを踏まえ、国の「大雪時の道路交通確保対策中間とりまとめ」の改訂(R3.3)や、北陸地方整備局・北陸信越運輸局・新潟県およびNEXCO東日本新潟支社による「関越道集中降雪による対応検討会中間とりまとめ」の提言(R3.3)に基づいて対策を実施する。
具体的には、「大雪予想時の出控えなど広報強化」として、関係機関(新潟気象台・北陸地方整備局・北陸信越運輸局)との連名による緊急発表の前倒しを行うほか、高速道路冬道情報に関するLINE公式アカウントを開設する。
「滞留させない対策」として、塩沢石打IC〜六日町IC間などへの除雪梯団の増強や道路力メラの増設を行う。また、緊急発表するような大雪の場合に限り、IC部でのスタックリスクの低減と本線除雪能力の向上のため、一部ICを事前計画的に閉鎖する。
さらに万が一滞留が発生した場合に備え、大型車Uターン用に中分開口部の拡幅を行うほか、雪害時の乗員保護に関する合同訓練を11月16日に実施する。
報告を聞いた花角知事は、「訓練を重ねるなど確実にできるよう体制を整えていただきたい」と話し、続けて「高速道路本来の機能が最大限維持できるようお願いしたい」などと要請していた。