新潟駅前にスタートアップの中核支援拠点「SN@P(スナップ)」がオープン
新潟県は今年度、起業希望者にコワーキングスペースやレンタルオフィスなどの起業スペースのほか、多様な利用者が交流する場を提供する「民間スタートアップ拠点」の開設支援事業を開始した。すでに設置事業者や設置エリアは決定していて、10月以降、4民間企業が県内4地域(新潟・燕・十日町・佐渡)に順次、スタートアップ拠点を作っていくことになっている。
23日、第一弾となるスタートアップ拠点「SN@P(スナップ)」が、新潟駅前にあるプラーカ3(新潟市中央区)の1階にオープンした。SN@Pでは、4拠点の中核拠点として、ほかの拠点に起業支援を行うメンターの派遣や情報・ノウハウ提供などを行うほか、独自のオンラインコミュニティシステムを活用して、起業希望者と支援機関、企業などをマッチングしていく。
同日午後、オープニングセレモニーが行われ、株式会社スナップ新潟の木山光代表取締役会長、新潟県の花角英世知事、新潟市の中原八一市長、経済産業省関東経済産業局の角野然生局長、新潟商工会議所の宮沢啓嗣副会頭、新潟経済同友会の野沢慎吾副代表幹事などが参加し、オープンを祝っていた。
なおプラーカ3の2階にはコワーキング・レンタルオフィス「HUB STATION KENTO」があるほか、1階に、新潟ゆかりの企業などに投資するファンドなどを運営する新潟ベンチャー・キャピタル株式会社が本社を移転したばかり。こうしたこともあり、この一角が、将来、起業家や支援者が交流の場としてにぎわっていくことも期待されている。