株式会社オーシャンシステム(新潟市三条市)が2022年3月期第2四半期決算(連結)を発表、対前年同期比で増収減益

株式会社オーシャンシステム新潟本部(新潟市江南区)

株式会社オーシャンシステム(新潟市三条市)は12日、2022年3月期第2四半期決算(期間4月30日から9月30日、連結)を発表した。

売上高は353億3,100万円(対前年同期比6.7%増)、営業利益は6億7,000万円(同△10.5%)、経常利益は7億1,600万円(同△11.2%)、親会社株主に帰属する純利益は4億2,000万円(同△15.6%)だった。

 

スーパーマーケット事業

夏場の青果の相場安や、前年は税率改定により増加していた酒類の売上は減少したものの、外出自粛や生活様式の変化の影響を受け、巣ごもり需要が継続し、業務用商品などが好調に推移した。

費用面については、来店客の密集防止策として制限していた、折り込みチラシや特売セールを再開したことにより原価率は上昇し、販売促進費用が増加した。

以上の結果、売上高は121億6,100万円(対前年同期比1.9%減)、利益は2億9,000万円(同33.5%減)となった。

なお、「収益認識に関する会計基準」などの適用に伴い、代理人として関与した取引について売上高を純額とした影響により売上高が1億7,500万円減少している。

オーシャンシステムが展開するスーパーマーケット「チャレンジャー」

 

業務スーパー事業

9月に宮城県で10店舗目となる「業務スーパー名取増田店」(宮城県名取市)をオープンし、営業エリアの拡大を図った。

飲食店の営業時間の短縮や休業、イベントなどの中止に伴う関連事業者への売上減の影響は引き続きあるものの、多くのメディアで特集を組まれたことや、SNSでPB商品が話題になるなど認知度が向上し、一般消費者の利用頻度は好調を維持した。

費用面については、レジ業務の効率化を図るため、セミセルフレジに順次入替を行った。また新設店舗の人件費や施設費が増加した。

以上の結果、売上高は166億2,100万円(対前年同期比15.2%増)、利益は4億6,500万円(同13.9%減)となった。

 

弁当給食事業

たび重なる緊急事態宣言の発出と解除のなか、リモートワークの定着などにより事業所における喫食者の生活様式や価値観の変化が見られ、販売食数は相対的に伸び悩んだ。

千葉工場における食品スーパー向けの惣菜受託製造は、商品アイテム数が増加したことや、中食需要の高まりから販売店舗数が増加したことなどにより、売上高は大幅に増加した。また、コロナ禍で販売数が減少している都内向けの店頭販売弁当を縮小したことで配送コストが抑えられたことも寄与し、営業利益は前年同期比で大幅に改善した。

以上の結果、売上高は40億7,000万円(対前年同期比7.3%増)、利益は1億9,400万円(同156.0%増)となった。

なお、「収益認識に関する会計基準」などの適用に伴い、代理人として関与した取引について売上高を純額とした影響などで売上高が9,300万円減少している。

 

食材宅配事業

ケアハウスや福祉施設などへの食材販売を行う「ヨシケイキッチン」の契約施設数は順調に増加し、単品企画も好調に推移した。一方、主力である一般家庭向け食材セット「すまいるごはん」は、長期化するコロナ禍で拡大傾向の中食需要の影響を受け、前年を割り込んだ。

以上の結果、売上高は23億2,800万円(対前年同期比1.0%減)、利益は8,000万円(同4.0%増)となった。

 

旅館、その他事業

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による休業要請や営業時間の短縮、酒類提供の停止要請、外出および会食の自粛要請などにより売上高は大きく影響を受け、回復に至らなかった。

以上の結果、売上高は1億5,000万円(対前年同期比9.7%増)、損失は5,800万円(前年同期は損失1億800万円)となった。

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