岩船大祭 港町に木遣りお囃子 おしゃぎり9台勇壮に
村上三大祭りのひとつ、県無形民俗文化財
村上三大祭りの一つで、新潟県無形民俗文化財の「岩船大祭」が18日、19日の両日行われ、大勢の市民や観光客らが令和初の大祭を祝った。
岩船大祭は、神様が「石の舟」でこの地にお越しになったという伝説に由来する石船神社の例大祭で、航海の安全と大漁、地域の繁栄を祈願するもので、この地方の一年を締めくくる秋祭り。「木遣り唄」とともに、玉槍、神輿、堆朱や金箔を施した絢爛な9台のおしゃぎりがお囃子を奏でながら町中を巡行する。
本祭り当日は、あいにくの雨模様。朝8時半、神社からお神輿が第一御旅所に到着すると、お舟様(明神丸)を乗せた岸見寺町の屋台が出発。集結した各おしゃぎりが次々と神社を後にした。家々の軒先では若連中たちが木やりやお囃子などを披露し、祭りを盛り上げていた。
横浜市から訪れた30代の女性連れは「朝は雨も少なかったのできらびやかで勇壮なお祭りが見れて良かった」と話していた。
村上新聞2019年10月27日号