「全日本大学駅伝」に出場する新潟大学陸上競技部の「激励の会」が開催される
「箱根駅伝」、「出雲駅伝」とともに、学生三大駅伝の一つといわれている「全日本大学駅伝」(11月3日開催)に出場する新潟大学陸上競技部の「激励の会」が新潟大学で行われた。激励の会には新潟大学の高橋姿学長、同大学の大浦容子理事、同大学全学同窓会の臼杵勇人副会長が参加。選手たちは出場決定の報告した。
同大学陸上競技部は、出場権1枠をかけて7月に行われた北信越地区予選会で1位に輝き出場を決めた。全日本大学駅伝への出場は2年ぶり12回目。また今大会出場校の中で唯一の国立大学という。
激励の会では、冒頭、森悠人選手が出場決定の報告を行った。その後、高橋学長が、陸上競技部の先輩の話を選手たちに紹介。その先輩は、高校まで陸上競技をやっていたが、病気になって走れる状態ではなかったものの、陸上にかかわりたくて新潟大学陸上競技部でマネージャーになったという。「昨年の秋に亡くなってしまったが、お母さんが、『若いころに彼(息子)が陸上競技部の話を楽しくしていた』ということで、陸上部に寄付してくれた」などと話していた。
また報告の席で、大学と同窓会などからの寄付により新調したユニホーム、交通費、応援グッズなどが陸上競技部に贈られた。
全日本大学駅伝は、毎年11月第1日曜日に開催され、名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮(8区間)の106・8kmで27チームが大学駅伝日本一をめざし競う。新潟大学の過去最高記録は5時間44分37秒(2012年)。選手たちは、この記録を上回ることを目指していく。