アメリカンフットボール「新潟BOWL 2019」が開催される
アメリカンフットボール「新潟BOWL 2019」が新潟市中央区の鳥屋野運動公園 競技場で行われ、新潟ファイティングシャークスと長野ブルーパーズが対戦。長野ブルーパーズが64対6で勝利した。
プライベートリーグ東海信越地区の公式戦で、主催は新潟県アメリカンフットボール協会(小島浩一会長)。協力は、日本プライベートフットボール協会中日本支部、新潟ファイティングシャークス。
国内においてアメリカンフットボールは、社会人のフットボールリーグ「Xリーグ」、同好会やプライベートチームを主体とする「プライベートリーグ」などがある。また、大学王座を争う「甲子園ボウル」、社会人王座を争う「ジャパンXボウル」、大学代表と社会人代表が戦う「ライスボウル」などが有名だ。
一方、新潟県アメリカンフットボール協会は1991年の設立。当時、日本アメリカンフットボール協会が各地方の経済界に働きかけて、地方協会を設置する動きを取っていて、新潟では、県内の経済界が中心となって、会員企業100社以上でスタートした。
以降、県内でアメリカンフットボールを広めようと、新潟県内チームと県外チームの試合、県内リーグ戦の決勝戦などを「とやのボウル」と冠し、試合を行ってきた(アメフトでは注目試合を○○ボウルと呼ぶ習慣があるという)。
だが、加盟するクラブチームの活動が下火となり、1994年の開催を最後に20年間以上、とやのボウルが開催されない状況が続いていた。
こうしたなか、2015年、開志国際高等学校に県内初のアメリカンフットボール部が設立されたことが契機となり、再びボウルゲームを復活させようという機運が高まり、昨年、24年ぶりに「新潟BOWL」と冠した試合が復活した。
現在、新潟県アメリカンフットボール協会の加盟チームは
・新潟大学タイガース:関東学生アメリカンフットボール連盟(2018年 3部)
・新潟ファイティングシャークス:日本プライベートフットボール協会(中日本支部 信越地区)
・開志国際高等学校レッド・タイガース:関東高等学校アメリカンフットボール連盟(北海道・新潟地区)
・日本歯科大新潟生命歯学部クラッシャーズ(現在活動休止中)
がある。
このうち、新潟ファイティングシャークスは、長岡技術科学大学と、クラブチームの新潟シャークスが合流して誕生したチーム。社会人と現役の長岡技術科学大学生の“混成チーム”で、同大学を拠点に練習を行っているという。