株式会社shabell(東京都渋谷区)が12月1日に新潟市中央区にオフィスを開設、アプリの開発・運営やオウンドメディアの運営拠点

左から株式会社shabellの舘石誠也シニアマネージャー、守岡一平代表取締役、近藤友紀執行役員

新潟県と新潟市が誘致を進めてきた株式会社shabell(シャベル、東京都渋谷区)が12月1日に新潟市中央区にサテライトオフィスを開設することとなった。15日、同社の守岡一平代表取締役が新潟県庁を訪れ、新潟県の佐久間豊副知事と新潟市の高橋建造副市長に進出報告を行った。

shabellは、学生などが興味ある業界の状況や求められる知識などについて業界のプロから直接メンターとしてのアドバイスを受けることができるアプリ「shabell11」の開発・運営を行っている。

新潟のオフィスでは、「(何かに)なりたいがそのために何をしてよいかわからない人と、すでに実現している人のキャリアシェア」(守岡代表取締役)ができるという、このアプリの開発を行っていくほか、オウンドメディアを通じて地場産業の魅力を発信していく。

具体的には、オウンドメディアで燕三条のものづくり、酒蔵、農業などの情報を発信し、アプリ「shabell11」で実際の就職などにつなげていく。守谷代表取締役は、「地方には仕事がないと思い、東京などで働く人は多いが、新潟県内でも夢は叶えられることを発信し、こうした人がUIターンできるようにしていきたい」などと話していた。

アプリ開発・運営については、「エンジニアは自宅で働けて住居はどこでもよい」(守谷代表取締役)ことから、新潟に開発拠点を置く。「(アプリを)新潟で作ったという形にもっていきたい」(同)という。

12月1日の新潟オフィス開設に向けて今後面接を行っていくが、すでに9人の応募があるという。3年後をめどに責任者、ライター、デザイナー、エンジニアなど10人体制を目指している。

オフィスは、新潟駅前のプラーカⅡに開設する。新潟駅前のプラーカには最近、新潟県に進出してきたIT系企業などが相次いでオフィスを構えていることから、「プラーカⅡを拠点に新潟の人脈を増やしていきたい」(同)と語っていた。

一方、これまで新潟には縁がなかったが、(新潟県と新潟市が誘致を進め、現在、プラーカに新潟支社を構える)イードアから新潟の話を聞いたのがきっかけとなり、新潟進出へとつながっていったそうだ。また県や市が熱心に誘致したことも新潟進出を後押ししたという。

なお佐久間副知事、高橋副市長との面談では、燕三条で作られているシャベルの形をしたスプーンの話題が出ていて、来客用コーヒーなどにこのスプーンを添えたら会話が盛り上がるきっかけになるのではないかといった提案があった。

進出報告の様子

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