新潟県内企業を対象に、大阪ガスグループの技術ニーズ説明会が行われる
積極的に技術ニーズを公開する大阪ガス
28日、大阪ガスグループの技術ニーズ説明会が、朱鷺メッセで行われた。
説明会は(公財)にいがた産業創造機構(NICO)が、県内企業の販路開拓を支援する目的で主催したもの。大阪ガス(株)を迎え、同社のグループが求める技術ニーズに対する解決策を、県内企業・大学等のビジネス展開につなげてもらう狙いがある。
大阪ガスでは2008年以来、「オープンイノベーション」の取り組みとして技術ニーズを公開し、全国の幅広い業種からそれに対する技術シーズを募集する形で、パートナー企業を募っている。新技術の開発やコストダウン、サービス展開は機密事項として行う企業がほとんどだが、大阪ガスはこれを完全に公開することで、自社以外の技術やアイデアを積極的に活用しながらスピード重視で行っていく方針。過去10年間で669件の技術ニーズを公開し、そのうち実際に成果として実現したのは62件であった。
2019年度においても68件の技術ニーズが公開されており、28日はその1年単位のパートナー募集プロセスにおける第一ステップとしての説明会が行われた。大阪ガスの技術ニーズに自社の技術などを活用したい企業は、11月29日までにエントリーシート(提案書)の提出を必要とする。
なお大阪ガスでは全技術ニーズについて、Webサイトでも公開している。中には2009年から実現しておらず、引続き募集をしているニーズもある。一方で2019年度に新たに公開したニーズは33件であった。
【大阪ガス「オープン・イノベーション 技術シーズの募集」】
https://www.osakagas.co.jp/company/efforts/rd/innovation/index.html