にいがたお米プロジェクト(新潟市中央区)とNPO法人フードバンクにいがたの共催で生活に困窮する人に物資を届ける「秋のフードパントリー2021」開催
万代島多目的広場 大かま(新潟市中央区)で13日、「秋のフードパントリー2021」が開催された。同プロジェクトの二瓶千代喜会長によると、フードパントリーの開催は今回で3回目。
イベントを主催するにいがたお米プロジェクト(新潟市中央区)では、生活の厳しいひとり親家庭などに1年間無償で米を届けている。活動はすべてボランティアによるもので、マンパワーに限りがあること、年々応募者が増加していることなどから、現在米の配達は抽選制となっている。
米の配達は1家庭につき1年間行われるため、抽選に外れた場合は翌年まで待つ必要がある上、次の当選は約束されていない。そこで、同プロジェクトとフードパントリーを共催したNPO法人フードバンクにいがたが、同プロジェクトに寄付される食料品や日用品を多くの人に届けようと企画した。
フードパントリーはお米プロジェクトの応募者に案内を送り、完全招待制で開催。密を避けるため、午前と午後数回に分けて行われた。
会場には、採れたての野菜や果物といった生鮮食品に加え、毎日の食事に欠かせない調味料やインスタント食品なども並んだほか、洋服や靴などもあった。二瓶会長によると、これらはかつて洋服を譲り受けた人が、子どもの成長によって着られなくなったものを寄付するなど、助け合いの輪が広がっているという。
なお、今後も多くの人に支援が行きわたるよう、このような催しを定期的に開催していく予定だという。